ココナラで出品を始めたけど、納品をしたら購入者から連絡が来なくなった!返信は来たけど、「まだ確認できてないので待って」と言われてから一週間経過した人もいる…。どうすれば良いの?
ココナラで出品を始めて1年が経過し、購入者とスムーズに連絡を取り合えなくなる取引がチラホラ出てきました。
- 購入後に連絡が取れなくなる
- 納品後に連絡が取れなくなる
- 納品後に「まだ確認していない」と引き延ばされる
あらかじめリスクヘッジをしておいたつもりでしたが、「詰めが甘かった!」と思う経験をしたので、そのときの状況と対策について説明します。
- 購入者から連絡が来ないときのクローズのタイミング
- 購入者が取引をキャンセルできるタイミング
- 出品者が購入者に対してできる評価の影響力
- 実際にあった購入者とのトラブル
- トラブルを起こさないためにできる具体的な対策
今回の記事は、「ココナラを出品者として利用する場合に注意する点」について詳しくお伝えします。
ココナラを購入者として利用するときの注意点については別記事で解説しています。
ココナラで購入者から返信がこないときの対処法
すでに納品済みなのに購入者から返信がこなくなると、不安になりますよね。
結論からお伝えすると、購入者から連絡がこないときには期限をつけた催促メッセージを送るのがベストです。
でも期限付きの最速メッセージはいきなり送るのは、相手の機嫌を損ねる可能性も。
「確認はいただけておりますでしょうか?ご返答をお願い致します。」というメッセージを最低でも2回は送るのがおすすめです。
それでも返信が来ない場合、私は下記のようなメッセージを送っています。
納品から1週間ご連絡をいただけておりませんが、内容の確認はいただけておりますでしょうか?
このままご連絡をいただけない場合には、3日後の◯日に正式な回答(取引の終了)を送らせていただきます。
問題点等ございましたら、3日以内にご返答をお願い致します。
ただし、これでは「忙しくてメッセージを確認していなかっただけなのに、勝手に取引を終了させられた」などのクレームになりえるため、根本的な解決にはなっていません。
正直、購入前に「クローズの条件」を明記していなかった出品者は、悪評をつけられる可能性が高くなります。
今回の取引では悪評がつくと諦めて、代金だけはしっかりと受け取りましょう。
ココナラ購入者から返信がない!クローズのタイミングは?
まだ納品をしていない状態で購入者から返信が来なくなったなら、必要に応じてトークルームのキャンエルをしましょう。
ただしキャンセルをすると、代金は購入者に戻されるため、出品者にはお金が入ってこなくなります。
もう納品をした状態で購入者から返信がこないなら、定期的に催促のメッセージを送ってから、最終的なクローズ予告をして、トークルームを閉じてしまいます。
1日や2日返信がこないだけなら気長に待ちましょう。
相手が忙しかったり、体調を崩してしまったなどの可能性があります。
本当に返信がない場合、私は下記の流れでクローズをしています。
- 納品してから1週間は返信を待つ
- 1週間以上返信がないなら内容確認の催促メッセージを送る
- 催促メッセージから3日間返信がないならまた催促メッセージを送り3日待つ
- 最終的にクローズをする日付をそえて催促メッセージを送る
- 返信がないためクローズすることを伝えてクローズ
納品後に1週間連絡が来ないなら、内容確認をお願いするメッセージを3日ごとに2回送り、それでも返信がないなら最終期限を伝えるメッセージを送りましょう。
それでも返信がない場合にクローズするのがおすすめです。
納品前に連絡が来なくなった場合も基本的には同じですが、やりとりに時間をかけていないならキャンセルも視野に入れます。
キャンセルを防ぐためには、キャンセルは全額負担になることを購入前に確認してもらうと良いです。
事前に商品説明欄に記載しておくのが理想です。
ココナラで出品していて実際にあったトラブル例
実際に私が体験したトラブルの例を紹介します。
ココナラで出品者として働く上で、実際に体験したトラブルの例を2件ご紹介します。
- トラブル例①:永遠と「確認しています」の返答しかこない
「確認中なので待ってください」という返答が続く場合のクローズ期限を設けていなかったため、長期間クローズをさせてもらえないという問題が発生しました。
もともと注意事項に「納品後3日以上返答がない場合はクローズさせて頂きます」という文言は設定してから販売したものの、クローズのエンドラインは設定していなかったのが落ち度となりました。
こちらとしてもオープン中のトークルームが長期間続くのはストレスですし、一方的にクローズをするわけにもいかないので面倒です。
納品後、「一定期間でクローズをする」という期限を明記しておきましょう!
せっかく納期までに納品したのにも関わらず、納品した作品を何週間も「確認中」というのは正直おかしい話しだとは思いますが、常識が自分と違う人は少なくありません。
良い購入者ばかりではないので、事前に対処しましょう。
- トラブル例②:まとめて発注する人の重複注文でクローズができない
同じ購入者に2つ以上の商品(トークルーム)を同時に販売したとき、納品が完了した方のトークルームを閉じさせてもらえなかった事例です。
10記事をまとめて発注したい、という購入者がいたので、セキュリティー上5記事ずつの発注をお願いしました。
5記事ぶんずつの金額に分けて購入してもらったのは良いのですが、5記事を納品し終わった1件目のトークルームはクローズ許可をされないまま、次の案件内容だけ送られて来るんですね。
これでは取引中のトークが増えてしまっているだけで、トークルームを分けた意味がありません。
これじゃ安心して取引ができないよ。
完了しているトークルームをクローズしてからじゃないと、新しい案件は受け付けないことを事前に伝えるべきです。
できる限りスムーズな取引をするためには、事前にリスクヘッジをしておく必要があることを実感しました。
リスクヘッジの方法は、下記で解説しています。
ココナラで購入者に商品を持ち逃げされる可能性は少ない
クラウドソーシングサービスを利用する出品者にとって心配なのは、購入者に商品を納品したまま持ち逃げされてしまう可能性があることです。
ココナラでは、商品を持ち逃げをされないための工夫がされているので、しっかりと気をつけておけば持ち逃げされる可能性は非常に低いと言えます。
同時に、購入者の立場としても入金をしたのに納品してもらえないリスクが低いため、両者にとって利用しやすいサービスだと言えます。
しかし出品者の場合は注意が必要です。
気をつけないと、持ち逃げされる可能性はじゅうぶんにあるからです。
どう気をつけておけば良いのかについては、詳しく下記の「キャンセルできるタイミング」の項目で説明します。
- 注意!金額調整は最初にしてもらおう
取引内容によっては、納品物の内容を追加することもあるでしょう。
そんなときは、商品が購入されてトークルームが開かれた後に「おひねり(追加料金)」で対応してもらうことになります。
出品者は、おひねりの手続きは必ず納品前にしてもらうのが重要です。
納品後の金額調整は、支払われなかった場合に泣き寝入りするしかないからね。
とは言え、購入者の立場としては支払いをしたのに期待通りの商品が納品されない場合が不安な可能性もあるので、話し合いが大切です。
ココナラで購入がキャンセルできるタイミング
ココナラで「商品の持ち逃げ」を回避をするためには、キャンセルをして良い条件を決めておくことが重要です。
キャンセルをされると、納品後でも入金がされることはありません。
出品者は理不尽な理由でキャンセルされる可能性は、じゅうぶんにあります。
特に納品した後のキャンセルは、商品の持ち逃げと同等です。
それでは、商品の持ち逃げされることを防ぐために気をつけるべき点をお伝えします。
- 持ち逃げされないために!出品者が気をつけるべき点
購入した商品をキャンセルされた場合、納品後であっても関係なく、支払いがされなくなります。
ココナラのシステム上、購入者から一方的にキャンセルができる場合は限られています。
原則、キャンセルリクエストを送れるのは出品者からだけです。
また、キャンセルは基本的に購入者と出品者が両方同意をしたときに成立します。
しかし、下記の条件を満たした場合には、購入者からキャンセルリクエストが送れます。
【購入者がトークルームをキャンセルできる場合】
・購入者が最後のメッセージを送ってから4日間以上経過しているとき
・購入後48時間以内に出品者がメッセージをしなかったとき
「購入者が最後のメッセージを送ってから4日以上経過している」場合には、購入者からキャンセルリクエストを送れます。
このリクエストに対して、出品者が24時間以内に「承認」あるいは「差し戻し(否認)」をしない場合には、自動的にキャンセルが成立します。
「購入後48時間以内に出品者がメッセージをしなかったとき」は自動的にトークルームがキャンセルとなり、出品者の評価が自動的に最低評価の★1となってしまうので注意しましょう。
このときは、出品者の合意なしに取引がキャンセルとなります。
つまり納品した商品を持ち逃げされないために気をつけないといけないことは以下の2点です。
・相手から返答メッセージが来ない場合も忘れずにメッセージを送る
・商品が購入されたら48時間以内に最低1回メッセージを送信する
納品後、たとえ「まだ内容を確認中です」と言われたとしても、最後にメッセージを送っているのが出品者であれば、一方的にキャンセルリクエストを送られることはありません。
メッセージを忘れてしまった場合、かつ出品者がキャンセルリクエストを24時間以内に「差し戻し」しなかった場合、購入者が勝手に取引をキャンセルする可能性があるということです。
「1週間後に確認をしてメッセージを送ります」と言われたときにも、必ず出品者が最後のメッセージを終えている状態で待ちましょう。「かしこまりました。」などの返事を送っておきましょうね。
人を信用すると痛い目にあう可能性があります。
自分の身は自分で慎重に守りましょうね。
- 出品者がトークルームをキャンセルできるタイミング
出品者は基本的に、常時キャンセルをすることができます。
ただし、キャンセルをすると支払われた代金はそのまま返金されてしまい、出品者の手元には残らないので注意しましょう。
商品を納品した後に購入者から連絡が取れなくなった場合は、キャンセルではなく「クローズ」をしないとお金が入ってこなくなるので注意しましょう!
すでに納品済みの状況で購入者から返信がこなくなったなら、トークルームをクローズしましょう。キャンセルじゃないから、注意してくださいね。
ココナラで正式な回答をした後、購入者は出品者を評価できる?
購入者から連絡が来なくなった場合や、確認を長引かされた場合にクローズすると、悪い評価をつけられそうでこわいよ。
何らかの理由で強引な形でクローズをした場合、こわいのは悪評ですね。
出品者にとって評価はとても大切です。
結論としては、悪評をつけられる可能性はじゅうぶんにあります。
- どんな理由でもつけられる評価対象は同じ
キャンセル、あるいは正式な回答(トークルームのクローズ)をした後、トークルームがクローズしてから90日間は評価をすることが可能です。
なお、トークルームのクローズは正式な回答を送った日から3日後です。
評価の内容は以下です。
・やりとりの全体評価(公開)
・評価についてのコメント(公開)
・要望のわかりやすさ(非公開)
・コミュニケーション(非公開)
・納期/スケジュール(非公開)
コメント以外は星5つの中から評価を選ぶことができます。
公開の評価については、購入者本人が確認できる部分です。
ココナラの評価で不利なのは出品者
出品者が購入者につけられている評価を見ることができるのは、商品の購入後です。
さらに、今まで出品した人たちが書いた購入者に対するコメントは見ることができません。
つまり、 購入者が悪質な場合を事前に見抜くことはほとんどできません。
悪質な人も、依頼まではスムーズに進めるものだから油断は禁物だよ。
しかし反対に、購入者が出品者に対して書いたコメントや評価は他者からも見ることができます。
悪評のコメントに関しては上手にコメントを返して対応することが可能ですが、評価点については操作できません。
正直、購入者にとっては評価はあまり関係ないと言えます。しかし、出品者はなるべく悪い評価をもらわないように動くことが重要です。
出品者から購入者への評価もできる!でも悪い評価をされる可能性があるから注意
購入者から返答がない場合や、長い間確認をしてもらえない場合、出品者としてはとても不安になると思います。
だからこそ、クローズ後は購入者に対してハッキリと悪い評価をしたい気持ちになるかもしれません。
しかし、油断は禁物です!
なぜなら、購入者も出品者を悪評価する可能性があるからです!
- ポイント!相手からの評価をもらうまでは、静かに待ちましょう。
相手からの評価が悪かった場合に反撃するなら良いのですが、自分から悪い評価をするのは辞めた方が身のためです。
どうしても正確な評価をしたいなら、非公開部分の評価を下げるようにしましょう。
【対処法】ココナラの出品は事前にリスクヘッジをしておく
出品者は事前に自分の身を守るために、リスクヘッジをしておくことが大切だと言えます。
事前に注意事項を記載しておくことで、後の余計なトラブルや悪評を防ぐことができます。
今回私が大切だと思った注意事項の例をご紹介します。
【商品に記載しておくべき注意事項】
・購入前にメッセージで希望内容の対応ができるか確認をしてもらう
・購入後に返答がもらえなかった場合のキャンセルするタイミング
・納品後に返答がもらえなかったときにクローズをするタイミング
・納品後に返答の有無に関わらずクローズをするタイミング
・納品後、一定期間以上確認ができない人の依頼は受けない
ココナラで出品者として働く私から、声を大にして言いたいのですが
良い人そうに見える人にも、事前に上記内容を明確にしておくべきです!
購入後に購入者からの迅速な対応をもらえない場合、ストレスがかかるのは出品者側です。
取引を始める前に、重要な部分の了承を得るようにしましょう。
私が実際に重要だと感じ、条件として新たに設置をしたのは以下です。
【重要事項として設けた条件】
・購入後から納品までの間、3日以上返信がない場合はキャンセル
・納品後3日間返信がない場合はクローズ
・納品後1週間でクローズ(内容の確認有無を問わず)
・納品後のキャンセルは受け付けない
・納品後1週間以内に内容確認ができない人の依頼は受けない
取引を始めてから購入者が言い逃れできないように、上記は明記しておく必要があると実感する案件が多発しました。
- 注意:重要事項は「購入にあたってのお願い」に記入
見逃されては困ることや、言い逃れをされないために重要な事項は、商品紹介の「購入にあたってのお願い」部分に記入しましょう。
理由は、トークルームが始まるときに「購入にあたってのお願い」部分だけ自動的に購入者へ送信されるからです。
購入時点に決められていた事項であることが、両者ともに確認できます。
だからこそ、確認してもらっていることが明確になるのでおすすめです。
- 注意!提案する場合は注意事項を改めて記載すべし!
購入前にメッセージにて希望内容の対応が可能かどうかを確認するように記載しておくと、購入後のトラブルを防げます。
しかし、ダイレクトメッセージでの質問ではなく「見積もり・カスタマイズ相談」を要求されることがあります。
「見積もり・カスタマイズ相談」から価格を提案し購入に進むと、上記で説明した「購入にあたってのお願い」部分が送信されません。
この場合、「見積もり・カスタマイズ相談」の時点で重要事項を説明しておく必要があります。
ココナラの出品者は気をつける部分をおさえて使うのが重要!
この記事でお伝えしたことをまとめます。
- キャンセルされないように動けば持ち逃げはされない
- 購入者が悪くても出品者へ悪評をつけられる可能性がある
- 事前のリスクヘッジが大切
出品者は、購入者からのメッセージが返ってこないからといって油断は禁物です。
逆に、気をつけてさえいればトラブルに巻き込まれる可能性ははなり低いです。
「この人は大丈夫そう」という油断につけ込まれないように、事前のリスクヘッジをして安心できる取引を心がけましょう!