バレットジャーナルという単語を聞いたことがある人は増えていると思います。でも、バレットジャーナルとはなんだかご存知ですか?
アメリカを始めとする英語圏の海外ではBullet Journalと呼ばれ、親しまれています。
発音は「ブレットジャーナル」に近いです。
私がバレットジャーナルについて知ったのは、アメリカ人の友人がBullet Journalを日常的に書いていると教えてくれたときでした。
- スケジュールをわかりやすく管理したい人
- 忘れっぽさに悩んでいる人
- オリジナル感あるノートを作成したい人
- 趣味が欲しい人
この記事では、バレットジャーナルの使い方や魅力、効率的な利用方法について説明します。
バレットジャーナルとは?
バレットジャーナルとは、バレットリスト ( Bullet list )をまとめて作成する日記のことです。
バレットリストとは何かを英語で調べると、以下のように出てきます。
A list whose items start with the typographical symbol of bullet, that is •, or with other symbols other than numbers.
【日本語訳】
弾丸(Bullet)を印刷用に表した表記、つまり「・」あるいは数字以外のその他の記号で始まるリスト
つまり、リストの前に記号が置いてあるリストをBullet Listと呼んで良いわけですね。数字はダメなようですが。
バレットリストとはつまり、「箇条書き」のことだよ!
ということで、箇条書きで日記をつけていくのが「バレットジャーナル」です!
バレットジャーナルは集中力が続かない人に便利
バレットジャーナルを最初に考案したアメリカ人のRyder Carroll(ライダー キャロル)さんは、 デジタル製品のデザイナーとして働いていました。
しかし、ライダーさんは学習障害があり、集中力が続かないことによる業務の遅れや、進捗状況の把握漏れに困っていました。
そこで、やることリスト( to do list )を月や週、日別で書き残して記録することで対策を案として生み出されたのがバレットジャーナルです!
ひと目でわかりやすくするために箇条書きが役に立つ!
完了したタスクにはクロス×をつけて、ひと目でタスクの進捗がわかるようすることで、自分の集中力を客観的に確認できるようになったのです!
バレットジャーナルの効率的な書き方を説明していくね〜!
バレットジャーナルの書き方
バレットジャーナルは、好きなことを箇条書きにしながら好きなように書いて良い日記です。
おしゃれに可愛く、読みやすくすることがポイントかな!
アメリカ人の友人は、バレットジャーナルを使って好きな音楽をまとめたり、学んだ日本語の単語をリストにしています。
可愛らしいマスキングテープを使ったり、シールや付箋を貼り付けてオリジナル感をアップすると愛着がわくのでおすすめです!
ジャーナルを可愛く書けばテンションが上がるし、続けやすいね☆
本来のバレットジャーナルの書き方を本格的に学びたい人は、本も出版されています。
バレットジャーナルのちょっとしたルール
バレットジャーナルのルールは厳しく守る必要ありませんが、基本的な使い方をご紹介します。
記号を使う
箇条書きには、「・」だけではなく他の記号も使うとわかりやすいです。
それぞれの記号にルールを作って付け加えます。
・ | 通常タスク |
---|---|
× | 完了したタスク |
> | 次の月に移動するタスク |
< | 数ヶ月先に移動するタスク |
❇︎ | 重要事項 |
○ | 優先事項 |
ー | メモ(タスクではない) |
! | 良いアイディア |
このルールに従わなくても大丈夫です。独自ルールを作って、自分のわかりやすいようにまとめましょう!
マーカーペンを使ったりして、カラーを加えると見やすくなります。
ページ数をふって目次を作成する
目次を作っておくと、開きたいページをペラペラとめくる必要がないので楽です。
1ページずつ増やしたら数字をふっておきましょう!
最初から目次やページ数がふってある、バレットジャーナル専用のノートもあります。
私みたいな面倒くさがりにはありがたいな〜♪
- バレットジャーナルの書き方参考
Pick Up Limesのサディア(Sadia)さんがYouTube動画でわかりやすく説明してくれています。
本編は英語での説明ですが、日本語の字幕をつけて観ることもできますよ。
サディアさんのバレットジャーナルの使い方がとても効率的で使いやすいと感じたので、参考にしながら具体的な例を紹介します。
使い方の例①:バレットジャーナルのルールを書き出す
バレットジャーナルを書き始めるときのルールを決めたら、それをメモしておきます。
また、これからはノートにあるドットやラインを利用して区切りながら利用していくので、距離感をメモしておくと良いです。
サディアさんはノートを3分割して使うことが多いので、メモリを記録しています。毎回数える必要がないので楽ですよ。
忘れてしまったときに見返して確認したり、いちいち数える手間がはぶけるのでおすすめです。
自分なりのバレットジャーナルルールを決めちゃいましょう!
使い方の例②:ひと目でわかる年間ログ
サディアさんは ” Year at a glance ” つまり「ひと目でわかる年間ログ」を書きます。
毎年変わらないイベントは次の年になるたびに書き写して、何日に何があるのかをひと目で把握できるようにしています。
私は友達の誕生日を書き写してるよ♪
大切なことを忘れないように、年間表に書いておきましょう!
少し面倒だけど、1年に1度書けば良いだけだから重荷にはならないかな〜☆
使い方の例③:ひと目でわかる月間ログ
” Month at a glance ” つまり「ひと目でわかる月間ログ」を書きます。
年間ログに書いたことを、月ごとに書き入れていきます。
基本的にはこれをみて予定の確認をすることもできるので、便利です。
よく開くページになるので、サディアさんはマスキングテープをページの端に貼り付けて開きやすくしています。
使い方の例④:月々の変化を記録
サディアさんは ” Start of a month essential ” と呼んでいるセクションです。つまり、「月々に必要な項目」です。
毎月変化を感じたいことを項目ごとにまとめています。
例えば、「心境」や「健康面」、「精神面」や「人との関係」について書き留めておき、毎月の変化がわかるように経過を記録します。
自分の成長について記録したり、怪我状況の変化を記録するのにも便利です。
使い方の例⑤:おもったことを自由に書き留める
” Brain Dump “は、「自分のおもったことを書き留める」ページです。
良いアイディアを忘れないように、自由に書き留めておきます。
サディアさんはYouTube動画にできる素敵なアイディアを思いついたときに書き落としておくんだとか。
使い方の例⑥:行動履歴のチェック
” Habit Tracker “は「日頃から行動した履歴を残す」ために使います。
カレンダーを項目ごとに作成して、行動できた日にマーカーをつけます。
どの日に何をしたのかを簡単に見返すことができるので、自分の頑張りを目で見て気分をあげることができます。
項目の例としては、
- ジムに行った日
- ヨガをした日
- ブログを書いた日
- YouTubeの更新をした日
- 勉強をした日
なんでも記録して、モチベーションをあげるために活用しましょう!
自分の頑張りをみるものだから、なまけた自分を責めちゃダメだよ!
使い方の例⑦:日々の感謝を記録
” Gratitudes ” では、日々感じた感謝の気持ちを書きます。
気分が落ち込んだときに見直して、元気をだすために書き残しておくのはどうですか?
毎月明るい気持ちで楽しく、少しずつ成長したい人におすすめの項目です。
使い方の例⑧:ひと目でわかる月間ログ
一週間ぶんを見開き1ページに入れ込んでしまいます。
7つに分けて、それぞれの曜日を書きこんじゃいましょう!
1時間ごとに分けてスケジュールを細かく入れ込んでおくと、より計画的で効率的に動くことができます。
必要な場合はもちろん数ページを使って、1にちごとにしっかり書き留めるのもアリです。
サディアさんは、1日に3つの優先事項を書いて動いているそうです。
バレットジャーナルを書く時間は、自分のためのものに
普段はメッセージを気にしたり、情報がたくさん行き交う中で、自分のための時間をしっかりと取ることができていない人も多いと思います。
だからこそ、バレットジャーナルを書くときだけは時間を忘れて、しっかりと自分に向き合う時間にしてみるのも良いのではないでしょうか?
- カレンダーを繰り返し書くのが飽きそうな人におすすめの方法
でも、バレットジャーナルを作成するときには、何度も繰り返してカレンダーを書いたり、表を作ったりするので少し飽きてしまうかもしれません。
サディアさんは、バレットジャーナル作成の作業をしながら静かにオーディブル(Audible)を聞いて、自分の気持ちと向きあうことをおすすめしています。
オーディブルは、Amazonが提供している「本を聞く」サービスです。
本を目で読む必要がなく、好きな場所で好きなときに耳で聴いて読書ができます。新しい発想を得るのにも効果的です。
本来は月額1,500円かかりますが、最初の1冊は無料で体験することができます。気になっている本がある人は、是非チェックしてみてくださいね。
バレットジャーナル作りにおすすめのノートや小物
バレットジャーナルにおすすめのノートや小物を紹介します。
せっかくなら、お気に入りの1冊を作ってみてくださいね。
ちなみに、ノートのサイズでいちばん人気なのはA5です!
- ロイヒトトゥルム
バレットジャーナルの発案者ライダーキャロルさんが作った公式のバレットージャーナル用ノートです。
目次を書いたり、記号のルールを書くページも用意されています。
ページ数もふってあるので、目次に記入しやすいです。
- ロディア
フランス生まれのおしゃれなノートです。5mmのドット付きで、ページ数もふってあります。
カバーには小さなポケットやしおりもついてるので、使いやすいです。
- Life Journal dots
カバーがパステルカラーのピンクや水色、紺色などでとても可愛いです。
これも5mmのドットやページ数、カバー部分にポケットもついています。
- マスキングテープ
マスキングテープはノートの端に貼り付けて目次がわりにしたり、線をひく代わりにノートの区切りとして利用しても可愛いです。
お気に入りのものを見つけてみてくださいね♪
- 蛍光マーカー
マーカーで文字を強調したり、絵を描くとオリジナル感が出やすいです。
上記のように消せる蛍光ペンもあるので、失敗してしまっても大丈夫です♪
- 数字シール
月や日付を区切るときにシールを使うと、ノートがとてもおしゃれになります。
簡単だし、とっても実用的で便利です!
- 可愛いシール
可愛くておしゃれなシールをノートに貼り付けると、ノートが一気に明るくなります。
ディズニーのお気に入りキャラクターを使ったり、
鬼滅の刃などの人気アニメシールもあります!
クレヨンしんちゃんや、リラックマなどのお気に入りのキャラクターのものを探してみるのも良いですね♪
- 可愛い付箋
付箋はシールとして利用すると可愛いです。
シールとは違って上から字をかけるので、1項目として利用することもできて便利です。
- 修正テープ
ペンでノートを書いていると、間違ってしまうことってありますよね。
修正テープや修正液があると安心ですよ。
バレットジャーナルの書き方は自由!効率的に活用しよう!
バレットジャーナルのルールはあなたです♪
自由に書いて、自分らしさをめいっぱい詰め込んだノートにしてくださいね!